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乙女椿

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2020-04-27 (Mon)

マスク!その2

マスク!その2

さて、手芸やさんで買いこんだ白ゴム。売り切れてどこにも売ってない、と言っていた友達に送ろうかと連絡してみました。そうしたら、家の中を探したら、息子の幼稚園の時の帽子の替えゴムがあったから、それで大丈夫とのこと。その息子さんって去年結婚したよね。なんでも取っておくもんだ、と思いました。では、築ン十年の我が家。少しずつ片付けてはいるものの、いろいろ物は溜まっています。使えるものはないかとあちこちひっか...

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さて、手芸やさんで買いこんだ白ゴム。売り切れてどこにも売ってない、と言っていた友達に送ろうかと連絡してみました。そうしたら、家の中を探したら、息子の幼稚園の時の帽子の替えゴムがあったから、それで大丈夫とのこと。その息子さんって去年結婚したよね。なんでも取っておくもんだ、と思いました。

では、築ン十年の我が家。少しずつ片付けてはいるものの、いろいろ物は溜まっています。使えるものはないかとあちこちひっかきまわしました。まるで発掘。で、でてきたのは…。

使い捨てマスク!10枚入りのうち9枚が未使用で残っていました。お宝発掘の気分。

mask3.jpg

もう一つ、昔ながらのガーゼマスクが。えーと、いつのだ?もしかしたら、昭和の最後のあたりのかも。

mask4.jpg

もう一つ消費者センターが町でティシュがわりに配っていたマスク。おお、貴重だ。

mask6.jpg


そんな私を見て母が一言。サラシがあるよ~。ガーゼは無くてもサラシ使えば~?
そんなの、どこにあるんだ?
着物ダンスから出てきました。

あのな~シャツ生地は~?
ありますあります。お仕立券付きシャツ生地。期限切れ。その期限は…なんと昭和56年!
ふっる~~~!
父が亡くなって30年以上経つのだけど。シャツ生地3着分。

実際、表地に使えるような布地は洋裁をしていた母がため込んでいたのでまだいろいろあって。作ろうと思えば材料はいっぱいありました。

問題は私が裁縫が苦手だということ。縫える人が側に居ると頼むから全然うまくならない。
家庭科の宿題は全部やってもらっていたし。母はもうお裁縫は無理だし。

一応自分でも作ってみたのだけど、見事失敗。えーと、子供用?
目分量で縫ったらえらく小さいのが出来てしまいました。

mask5.jpg


洋裁が趣味でプロ並みの友だちがいるのを思い出して、聞いてみたら、いいよ~とのこと。材料を送って、作ってもらうことになりました。

で、白ゴムその他、ハンカチ、シャツ生地、もろもろをどっさり送りつけました。
お仕立賃を払わねば、と言ったら、「礼はいらん、気にすんな!!」という頼もしいお返事。
それでも、一応素材と一緒にどら焼き送りました。
そしたら、型紙3種類で作ってみたけど、どれがいいって、送られてきたのが、これ。

mask7.jpg

さすがです。きっちりできてます。
試作品だから、具合の悪いところを言って、と言われて、立体型はちょっと小さいからもう少し大きく、折り畳み型は青い方がフィットするなどと返事しました。

どの生地で、どのハンカチで今度は作ってくれるのかな。楽しみだと思っていたら。
なんとガーゼ発見!

gaze.jpg

ううう、忘れてた…。こんなところに置いてたんだ…。
お前も、マスクになって戻っておいで。


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2020-04-25 (Sat)

マスク!その1

マスク!その1

こんにちは。みなさま、ご無事でしょうか。4月から始まるはずの仕事は延期になり、次に来た連絡は、テレワークをしてくださいとのこと。一応、PCはあるし、家はWifi環境です。でも、次々と出てくる言葉は名前だけ知ってるとか、ちょっとやったことがある、ぐらいのもの。相手がある仕事なので、相手の環境にも注意しなくちゃならない。相手はPCか?スマホか?ツールは、Zoom?Microsoft teams?Skype for business?作成していた資...

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こんにちは。
みなさま、ご無事でしょうか。

4月から始まるはずの仕事は延期になり、次に来た連絡は、テレワークをしてくださいとのこと。一応、PCはあるし、家はWifi環境です。でも、次々と出てくる言葉は名前だけ知ってるとか、ちょっとやったことがある、ぐらいのもの。相手がある仕事なので、相手の環境にも注意しなくちゃならない。相手はPCか?スマホか?ツールは、Zoom?Microsoft teams?Skype for business?
作成していた資料はすべて使えない。すべて計画から作り直し。
一気に忙しくなりました。

GW明けには通常勤務になる予定でしたが、無理になりました。
慣れぬ仕事に体が悲鳴を上げています。

**

さて、私の住んでいるところは、最初から緊急事態宣言で名指しされている地域です。不要不急の外出はやめましょう、という、街宣車みたいなのが回っています。人通りがないかというと、そうでもなく、スーパーは混んでます。マスクはほとんどの人がしていますが、最近は布マスクの人が増えてきました。

去年の年末に、インフルエンザに備えて買ったちょっと高めのマスク50枚入りと、1月に暖冬で早く飛び始めた花粉に気が付いて慌てて買った300円ぐらいの小さめの安いマスク50枚入りと。両方とも使いかけで家にありました。2月初めにはマスクはまだ店頭に少しはあったのだけど、あっという間になくなって。買っといてよかったけど、足りるかなと不安に。

近所だったらハンカチをたたんだ簡易マスクでいいんじゃないと、ハンカチをたたんでゴムを掛けただけのでスーパーなど行くことにしました。で、ゴムを探してみたら、出てきたのは黒ゴム。まだ布マスクしてる人がいなくて、あちこちから視線を感じましたが。

mask1.jpg


じゃあ、手作り布マスクかな、と作り方の紹介なんぞをYoutubeでみていたら、ご近所の方が、「これ縫ってみた~」をハンカチ表+ガーゼ裏のマスクを見せてくれました。それはあさイチで紹介されていた分。思わず「縫って~~!!」とお願いしました。

まずは、材料。
ハンカチ…山のようにあります。最近はタオルハンカチばっかり使って、今では使ってないのがいっぱい。それも、何かでプレゼントされた未使用のもたくさんあって。ですが、マスクにすると考えるとあまり派手な花柄なんかは使いづらい。柄が小さなものを選びました。

耳ゴム…出てきた黒ゴム。白がほんとはいいだろうけど、と、手芸やさんに行ってみました。手に入らないといっていた友人に渡してもいいかと思ったので。さびれた商店街の古くからの手芸やさんには、ゴムがちゃんとありました。白生地と各種ゴムを買って帰りました。

zairyo.jpg


裏生地…ガーゼが無い。じゃあ、ガーゼハンカチでと言われ、探していたら出てきたのが、白雪ふきん。ご存じの方もいるでしょうが、奈良の蚊帳地のふきんです。土産でもらったものの袋にいれたままだったのが3枚。もう一つ富士ふきんというのも出てきました。
ネットで見たら、白雪ふきんを三つ折りにしてマスクにすると公式HPに載っていて、じゃ、マスクに使えるなあ、と。でもそのまま三つ折りにすると分厚すぎてつかいづらい。裏地として使ってもらうことにしました。

ハンカチと白雪ふきんでぬってもらったのはこれ。
もう、可愛くてうれしくて。…もったいなくて使えない(笑)

mask2.jpg

左側が裏地、白雪ふきん。右側は表地、ハンカチです。2枚ずつ作ってもらいました。
ふきんは糊がバリバリについていたのを洗って乾かしたのですが、肌触りが良くてふかふか。気持ちがいいです。

2020-04-07 (Tue)

名前で呼んで(黒ver.)

名前で呼んで(黒ver.)

「類!」俺を呼ぶ声が聞こえる。牧野だ。走ってくる姿が目に入る。急がなくていいのに。こけるよ。俺の事を『花沢類』と呼んでいたのが、『類』に変わったのはいつだったか。ああ…そうだ。司がNYへ行った後。俺たち3人、総二郎とあきらと一緒に、司の代わりに牧野に寄り添っていた時。『類』と呼ばれて、びっくりしたけど、嬉しかった。『花沢類』って呼ばれるのも、嫌いじゃなかったけど。だって、彼女だけの俺の呼び名だったから...

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「類!」

俺を呼ぶ声が聞こえる。牧野だ。

走ってくる姿が目に入る。急がなくていいのに。こけるよ。

俺の事を『花沢類』と呼んでいたのが、『類』に変わったのはいつだったか。
ああ…そうだ。司がNYへ行った後。
俺たち3人、総二郎とあきらと一緒に、司の代わりに牧野に寄り添っていた時。

『類』と呼ばれて、びっくりしたけど、嬉しかった。
『花沢類』って呼ばれるのも、嫌いじゃなかったけど。
だって、彼女だけの俺の呼び名だったから。

でも、なんだか、バカ丁寧で、ちょっと変。距離を感じてしまうこともあって。
やっと、俺の事を、普通に見てくれるようになったのかなって思った。

今、牧野は俺の隣にいる。
名実ともにパートナーのはずなんだけど。
でも、お互いを呼ぶときは、『類』と『牧野』。

「まーきの」、って呼ぶと、何って振り向いてくれる、それが嬉しくて。
それ以外で呼ぶことがなんとなく、残念で。
口をついて出るのは、『牧野』。

でも、それが、牧野を悲しませているなんて、思いもよらなかった。

「…本当に付き合ってるんだったら、苗字じゃなくて下の名前で呼ぶんじゃない?あれは、単に後輩にすぎないから、『牧野』って読んでるのよ、きっと。」
「そうよねえ、あれじゃ、全然釣り合わないもの。」

聞こえてきたそんな会話。
そして、それは隣にいる牧野の耳にも聞こえているはず。
牧野は類と呼んでいるのに、それは関係なしか?

牧野を見ると、唇をかみしめて、うつむいている。
思わずその手を握り締めて、外野をにらみつけた。

牧野が首を振っている。何も言うなってこと?何もするなってこと?
そんなに傷ついた目をして。ほっとけるわけがないじゃない!

ん?
あれ?
もしかして…。

俺が『つくし』って呼べばいいだけ?

にやりとした俺の顔を不思議そうに見上げている牧野の耳元に口を寄せて、そっとささやいた。

「つ・く・し」

ぎょっとしたように身をすくめた牧野。
でっかい目が零れ落ちそうになってるよ。

「え、えっと、類?」

「ん。つくしって呼ぶことにした❤」

「え、なんで…」

「付き合ってるなら、名前呼びでいいよね?つくしも、俺の事『類』ってちゃんと呼んでくれてるし」

ボンって音がしそうなほど真っ赤になった牧野、いやつくし。
口をパクパクさせて、どうしたの?鯉のマネ?

「じゃ、行こう、つくし」

なんだか楽しい。真っ赤になった頬にキス。
「る、類~!」
「ん。何?つくし」

名前を呼ぶたびに、気分が上がる。
あ、つくしの顔も明るくなってきた。

ねえ、つくし。
たまに『牧野』って呼ぶかもしれないけど。
『つくし』でも『牧野』でも愛してるからね。


2020-04-05 (Sun)

名前で呼んで(白ver.)

名前で呼んで(白ver.)

「こんの、エロ門~~~!」その呼び方止めろよな。そう呼ばれても仕方ないとはわかってるけど。今のは誤解だって。あっちから、声かけてきたのに返事してただけだろ。俺の名前は西門だ。この由緒ある名前に“エロ”なんて付けるんじゃない!なんて言いつつ、小鼻を膨らませて怒っているお前が可愛くて仕方ない。まったく、なんでこんな女に落ちちまったのか。謹厳実直、四角四面。真面目で融通が利かないこの女。あいつからみれば、...

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「こんの、エロ門~~~!」

その呼び方止めろよな。そう呼ばれても仕方ないとはわかってるけど。
今のは誤解だって。
あっちから、声かけてきたのに返事してただけだろ。

俺の名前は西門だ。この由緒ある名前に“エロ”なんて付けるんじゃない!
なんて言いつつ、小鼻を膨らませて怒っているお前が可愛くて仕方ない。
まったく、なんでこんな女に落ちちまったのか。

謹厳実直、四角四面。
真面目で融通が利かないこの女。
あいつからみれば、俺なんて、天敵か害虫みたいなもんなんだろうな。

鉄パンなんてあだ名をつけたのは俺だっけ。
勤労処女は今日も元気に、俺を怒鳴りつけている。

「なあ、機嫌治せよ、つくしちゃん」

そう言うと、振り返って、にらみつけてくる。

「つくしちゃん、言うな!」

何回繰り返しただろう、このセリフ。
思わず、顔が笑えて来る。
わかってるか?にらんでるお前の目の中にも、笑いが見えるぞ?

なだめるように肩を抱き寄せて、歩き出した。

**

おいしいケーキを目の前にして機嫌が直った牧野。
俺は、コーヒーを飲みながら、そんな牧野を鑑賞中。

「なあ」
「ん?なに?」

「いい加減、俺の事、名前で呼べよ」

きょとんとして聞き返してくる。
「名前?」

「そう。いつまで俺は“西門さん”なんだ?」

「“西門さん”じゃだめなの?」

「あのなあ…。うちは、家元も、家元夫人も、兄貴も弟も、西門さんだぜ。」

「お家元は、お家元。家元夫人は、家元夫人。お兄さんは西門先生、弟の孝三郎くんは、西門さんってよんでないし。西門さんって呼ぶのは一人だけじゃん」

それが腹立つんだよな。なんで弟は名前呼びなのに、おれは“さん付け”なんだ?

「いったい、なんて呼んでほしいの?」

「総二郎」

うーん、と眉間にしわを寄せて、考えている牧野。
おい、そんなに嫌なことなのか?

「長いんだよね…」

はあ?

「道明寺は、“つかさ”でしょ。美作さんは、“あきら”。花沢類は、“るい”。みんな短いけど、西門さんだけ、“そうじろう”で、長いんだよねー」

はあ!なんだそりゃ。
仕方ないだろうが。これが俺の名前なんだから!

思わずむっとして、席を立って支払いを済ませて外へ出た。

慌てて、食べかけのケーキもそのままに追いかけてきた牧野。

ふてくされた気分そのままに、無視して歩き続けていたら、必死になってついてくる。

「待って!」

司はともかく、類の事を名前呼びしてるのに、俺は呼んでくれないのか。
胸の中に、もやもやが渦巻いている。


「総!」

ぴた。
思わず足が止まった。

「待って、総!」

思わず振り向いた。

泣きそうな顔をして、必死に追いついてくる牧野。

「今、なんて?」

「総…」

腕をつかんで引き寄せた。

「長くて呼びづらいから、“総”でいい?って聞こうとしたのに…」

そっか。そうだったのか。
思わず破顔して、抱きしめた。

なあ。
こんなめんどくさい男だけど、お前に惚れてる。
つくし。これからもよろしくな。


2020-04-03 (Fri)

名前で呼んで(黄ver.)

名前で呼んで(黄ver.)

「美作さん!」明るい笑顔と共に、牧野がやってきた。いつの間にか、バラだらけのこの館に、ひまわりが咲いたように牧野がいつもいる。それは、母とお菓子作りをしたり、双子の妹たちと遊んだりするためなのだけど。甘いケーキの匂いと同じように、うちに馴染んだ牧野。母は俺を「あきらくん」という。双子は「お兄ちゃま」。牧野が呼ぶ俺の名前は、「美作さん」。それがなんとなく、物足りなくなってきているのは、いつからか。司...

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「美作さん!」

明るい笑顔と共に、牧野がやってきた。
いつの間にか、バラだらけのこの館に、ひまわりが咲いたように牧野がいつもいる。

それは、母とお菓子作りをしたり、双子の妹たちと遊んだりするためなのだけど。
甘いケーキの匂いと同じように、うちに馴染んだ牧野。

母は俺を「あきらくん」という。
双子は「お兄ちゃま」。
牧野が呼ぶ俺の名前は、「美作さん」。
それがなんとなく、物足りなくなってきているのは、いつからか。

司の事は「道明寺」と呼んでいた。呼び捨ては衝撃的だった。
類の事は、なぜか「花沢類」と呼んでいて。いつしか、「類」だけになった。
…俺と総二郎のことは、“さん”付けで呼んでいる。
それが、なんだか距離をおかれているような感じがして仕方がない。

そりゃあ、俺は学校の先輩、年は一つ上。“さん”付けで呼ぶのが普通だけど。
もう、これだけの長い間一緒に過ごしているのに、これだけいつも近くにいるのに、まだ“さん”付け。

なあ、もうそろそろ、名前で呼んでくれてもいいんじゃないか?

道明寺のように、呼び捨てにしてほしいわけじゃない。
せめて、類みたいに、名前で呼んでほしい。

**

「美作さん?」

牧野がおずおずと顔を覗き込んでくる。ああ、ごめん、ちょっとぼーっとしてたな。

「ううん、お仕事で疲れてるんだね。もう、そろそろ失礼するから。」

ちょっと待った!

手をつかんで、庭の東屋に引っ張っていった。

驚いたように、少し顔を赤くして素直についてくる。
その顔が可愛くて、愛しくて。

「あのな、牧野に頼みたいことがあるんだ。」

目を丸くして、まじめな顔になり、頷く牧野。

「うん、何?なんでも言って!美作さんが頼み事するなんて、はじめてだもん、できることはなんでもするよ!」

いや、そんなにかしこまってしまうと、言いにくいんだけどな…。

「あのな」

「俺の事を名前で呼んで」

びっくりして固まった。
じっと見つめていると、戸惑ったように目が揺れて、え…と声が漏れた。

「名前って…」

牧野の手をゆっくりと引いて、胸の中に収めた。
緩く抱きしめると、胸がどきどきしているのがわかる。…俺もだけど。

「そう。あきらって呼んでくれ」

「なんで…」

「お前が好きだから。」

腕の中の牧野が一気に熱くなり、すぐそばにある耳が真っ赤になった。

ゆっくりと背中を撫でながら、返事を待った。

「ずるいじゃん…」
小さな声が聞こえた。

「美作さんは、あたしのこと『牧野』って呼んでるのに…」

はた。
あ、それもそうだ。自分が呼ばれることばっかり考えて、忘れてた。

「ごめん…つくし」

クスっと笑う声。
「ううん…あきらさん」

思わず腕の中の顔を見たら、照れ臭そうに笑っている。
その真っ赤な顔に、キスを落とした。
額に、頬に、鼻の頭に。
くすぐったそうに笑うのが愛しくて。

「つくし…」
ゆっくりと唇を合わせた。